NICOTAMA OUTDOOR CLUBのトングができるまで
2008年から始まったエバーグリーンワークスの野外活動『ニコタマアウトドクラブ』
普段の生活でトングを使う事はあまりないかと思いますが『ニコタマアウトドアクラブ』ではとても重要な道具です。
今回はこの『トングができるまで』をご紹介させていただきます。
活動の一つでもある『ごみ拾い』
始めた頃は軍手をして手でごみを拾っていました。
手で拾うことはシンプルで良いのですが、腰への負担は想像以上でした。
トングを使うようになったのもそんな経験を通して取り入れました。
実際に使ってみるとこれがとても便利!
楽にサッとつかめて、汚れた物も抵抗なく拾える。素晴らしい道具だと感じました。
この『素晴らしい道具』のトング。
買ってきたままのトングでは今ひとつ味気ない、自分たちらしいトングが作れないものか?と思うようになり、ニコタマアウトドアクラブのトング作りが始まりました。
では、トングにはどんな種類があるのだろう?
そんな疑問からホームセンターやガーデニング店などで調査をしてみると、大きく別けて2つのタイプがありました。
一つは先端が真っ直ぐで細いストレートタイプ、もう一つは先端が横に広いタイプ。
市場に多く出回っているのはストレートタイプの物が多い印象でした。
実際に色々な種類のトングを試してきましたが、長さ・太さ・トングの先の形状でも使用感は全く異なりました。
テストを繰り返した中で自分たちが使いやすいと思えたトングは、タバコや空き缶・ペットボトルなど、多摩川で多くみかけるごみがつかみ易い、先が横に広いタイプでした。
その形がニコタマアウトドアクラブのトングのベースになっています。
では、そのトングを何処で作ってもらおうか?本体の金属部分は金物で有名な街、新潟県の燕三条が良いのではないだろうか。
妄想は膨らむばかり。。
早速トングを扱っている新潟県の会社を調べ、何社かに交渉をしてみましたが条件が合わずなかなか決まらない。。
そうしてやっと話がまとまり、制作をお願いできることになったのが『永塚製作所』さんでした。
永塚製作所さんも会社として『ごみ拾い』の活動を行っており、今回私たちの活動に賛同してくださりトング作りの依頼を受けていただけることになりました。
本体が決まったら、あとは弊社の得意分野です。
持ち手の部分には、使い込むほどに味わいの出るイタリアンレザーを巻き、トングが開かないよう革のストラップを付け、オリジナルのトングが完成しました。
10年以上『ごみ拾い』の活動を快適に続けられているのも、このトングのお陰だと思います。
2020年10月現在、今は活動自体が休止となっています。早くいつもの日常に戻り再開できる日を願うばかりです。
次回は「ごみ拾いが楽しくなる」そんな「ごみ袋」についてご紹介したいと思います。
NICOTAMA OUTDOOR CLUB
TONGS
5,000 yen+tax
https://egw-store.com/c/nicotamaoutdoorclub/2100501